| 第4回若山牧水賞 |
| ■受賞者 |
福島 泰樹(ふくしま やすき)氏 |
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| ■受賞作品 |
歌集『茫漠山日誌』(ぼうばくさんにっし)
◎発行所/洋々社
◎発行年月日/平成11年6月29日 |
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〜自選15首〜
・さらばわが無頼の友よ花吹雪け この晩春のあかるい地獄
・相次いで逝きたる友の名を呼ぶにミラノは霧よ泣きながらゆく
・紺碧の夢の波濤よおれもまたゴンドラの唄君に捧げん
・パリの憂愁ミラノの孤独そしてまた銀の翼の人ならなくに
・ローマテレミニ駅前広場に不覚にも飛ばせし帽子の行方はいかに
・サンタールチア駅のベンチよ青春の夢にたちあらわれいでし幾人
・思い出や昔わたしは此の陋巷にただ酒を飲み生きておったぞ
・こんなにも飲んだくれてサンマルコ回廊 風が吹き荒れていた
・ジェットホイルの波間に浮かびくるものを鯱飛ぶ朝を悲しんでおる
・佐渡へ流さる日蓮思う末法の白い波濤の立つガラス窓
・青雲の志に燃えしかば南海の地に果てなむも望郷ならず
・落葉針葉樹林よ、空よ、春風よ、潰えし夢を数えていれば
・嗚呼! そして楽しくあらば豪放に酒を胃の腑に流しこむのだ
・師を問わばガラスに映る褐色のフラッシュ・エロルデ春の稲妻
・茫洋の海の彼方を思うかなスペイン寒く死んでいる俺
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| ■プロフィール |
昭和18年 東京都生まれ
早稲田大学文学部哲学科卒
東京都台東区下谷の法昌寺住職
歌謡の復権を求め「短歌絶叫コンサート」を創出、これまでに800ステージをこなす。
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| ■受賞暦 |
| 昭和 |
36年 |
第6回ブルガリア国際作家会議コンクール詩人賞受賞 |
| 平成 |
7年 |
第22回放送文化基金脚本賞受賞 |
| 平成 |
11年 |
歌集『茫漠山日誌』により第4回若山牧水賞受賞 |
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| ■作歌活動 |
早稲田大学在学中に早稲田短歌会に入会、現在「月光の会」主宰
◎歌集/『バリケード・1966年2月』『中也断唱』『さらばわが友』
◎評論集/『宮沢賢治と東京宇宙』『弔い-死に臨むこころ』
その他作品多数 |